不思議な夢を見た
何処か曖昧で
でも凄く鮮明で
痛切に私に私の過ちを責める夢

何て私は大人げない事をしてしまったのか?

私達グループは何処かで住み込みのバイトをしていた
どうやら厨房のような裏方作業

色々な年代
いろいろな地方の
色々な事情を抱えて

働いている

どうやら私は何処かへ出張に行って久し振りにそこへ帰ってきたようだ

ということはケータリングとかやっているのかもしれない

久し振りに戻った私に

すごく仲が良かった訳では無く数回話した程度のバイト仲間が言った


お帰り、久し振りにだね?
久し振りに会ったのに残念だけど私は今日でここを去るんだ。
実家に帰らなくちゃならないの。
もっと色々話したかったな〜あなたと。

そうなんだ。
残念だね?でも元気でね?
また落ち着いたら集まろうよ。
連絡先を交換する

シーンは変わり電車の中
とある小柄で華奢なサラリーマンに会う。

ああ!お互いに気がつく。
彼もバイト仲間で、久し振りに会った。
いつやめたの?
今は何してるの?
と聞く私に、

今もバイトだよ。
ほら私みたいな人間はバイトしかできないじゃん?
ね?
と目配せする。

ああ!彼は彼ではなく彼女だ。
そう言う心と体が想いと違う病。

ああ!そうなんだ?

その辺りは曖昧で、先の女の子と彼が同一か?
もしくは全く別なのかは。

恐らく全く別だと思います。

彼が言いました。
たまに辛いこともあるけどさ、こうやってバイトできるし。
いろんな人に出会えて楽しいんだ。
そうニコニコキラキラした笑顔で言う。

もしかしたら私はバイト中華奢で男の子っぽくない立ち振舞いの彼を穿った見方で見て居たかもしれない。

彼が最後に電車をおり掛けに言った。
また会おうね?せっかく知り合えたんだから!

私は自分を振り返って涙が出て起きた。
私は完璧な人間じゃない。
人を批判したり、裁いたり何てできない。

私は何てダメな人なんだと。

これは私に言っているんだ。

人には色々な事情がある。
自分の物差しでは測れないし、カテゴライズしてはいけない


許してあげなくては


ああ、私は何て愚かで自分勝手だったんだろうか?と。


この夢は紛れもないプレゼントだ。
涙が止まらない。

許し

君が子供に会いに行く。
私たちのこの6年間の間に君が犯した最大の間違いだ。
認知はしていない。
私の心を蝕み、私の夢を壊したこと。

私が世界中で一番残したかった君の生きた証を君は別の人と、愛のない関係で作ってしまった。
私はこれをいつか許すことが出来るのだろうか?

きっと私は出来ないだろう。
最大で最悪な裏切りだ。
だから君は私を責めることはできない。
例え私の心が別の人に行ったとしても。

私は目の前に見せられる例え愛がなくとも私との関係よりも強くて深くて切れない血と言う関係を、平常心で抱えて君と生きて行けない。
私はまだ人として未熟なんだろうか?

時々思う。
私のこれは憎しみなのか?愛情なのか?

いつか許せて、私の心は救われるのだろか??

匂いと音

ヨガスタジオの更衣室で、嫌いな匂いに遭遇した。
香水同様に体臭も好き嫌いがある。
匂いがダメな相手とは細胞単位で上手くいかないと、昔後輩に聞いた。
そして匂いはダイレクトに脳に記憶される。
時々、匂いで好きだった人や、付き合ったことのある人を思い起こさせられて、胸がきゅんとしたり、苦しくなったりすることがある。
好きな匂いの下では、心は穏やかで安らぐ。

音楽や、音も私にとってはしかりで、とある音やメロディーに心が動かされたり、それを記憶した時の事を思い起こさせられたりする。

残念なことに歳と共に、記憶が曖昧になり忘れっぽくなり心の動きや痛みに反して記憶が追いつかず、思い出すまでにやたらと時間がかかったりしてストレスになることも少なくない。


そして、思い出したくてたまらないのに出来ない父の匂いがどうしても、どうしても思い出せない。
亡くなった後、すぐ上の兄が直ぐに持って行ってしまった父の枕。
欲しかったのに兄に譲ったものの、その後彼がどうしたのかは、分からない。

どうしても、どうしても思い出したいのに思い出せない。
それが、とても悲しい。

君と君の息子

君の息子が君の元妻の家に帰ってからずいぶん経つ。
私達はそれ以来話していない。

突然君が最近連絡が来なかったか?と聞く。
最近話してないと答えると、彼はどうも調子が悪いようだ。。。と言う。

翌日君の息子からメールが来た。

お父さんはどう?

直接話せばいいのにと、正直思う。

どちらも、不器用だからこうなるのだろう。


君の息子に紹介された4、5年ん前からずっとそうだ。

父と息子ってそういうものなのだろうか?

私の場所

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悔しいかな。君の言うことはいちいち当たっている。

私はこうやって、君の隣に座って君が何かを作り出すのを眺めながら昼寝をするのが好きだ。

君の背中を眺めて、作り出したものを聴き、そこから頭に映し出される映像を君に伝えるのが大好きだ。

高濃度ビタミンC点滴療法は、驚くべき効果を発揮した。
一年半も悩ませた壊死して喉に空いてしまった穴が、塞がって1週間になる。
流れ出る化膿や、出血に悩まされる事がもうないかもしれない。
穴はみるみる塞がり、滑らかな傷跡になった。
このまま癌細胞の進行をストップ出来るように祈るしかない。

体調は日々変化する。
君が思うほど、悪くないかもしれない。

だから、もう疲れたなんて言わないで、前だけ向いて歩こうね。

星になる

きっとこれも全て必然なのだと思う。
急に貰った連休に、いつも滅多に行かないスタジオで、初めて受ける先生。もちろん知らない人ばかり。
冒頭にその訃報を代講のその先生から聞かされた。
普段行かないスタジオだから、誰の代講だったのかも知らなかったのに。

訃報の主は私が男性の先生の中で1番好きだった先生。
キャラクターが際立って個性的でおしゃべり好き。かと言って話は上手じゃないのに愛すべくキャラクターが何故かくすりと微笑ませてくれる。
真面目でストイックなヨギーニ。

カルマを燃やすべく、人を悪くは決して言わず、良い行いをするため、ヤマ、ニヤマを生活の中でしっかりと行っていた人。
まだ、30そこそこじゃ無かったのではないでしょうか?
癌はたったの4ヶ月で彼を星にしてしまった。

皆で心を込めてチャンティングする。
どうか、どうか、安らかにおやすみください。
お疲れ様でした。

もし、急に休みを貰わなかったら、そのクラスは受けることもなく、その訃報を、お気に入りの先生の頑張った話は聞かないで過ごし、最近見かけないな。。。ぐらいできっと生活の忙しさの中で忘れてしまったことだと思う。
この偶然の重なりで、手を合わせ、彼のために皆で祈れたことに、神様に感謝したい。

白昼夢

時々ふとよぎる事がある。
君のその時。

きっと私はその時には立ち会えないだろう。

複雑に絡み合った人間関係の中で、私はきっと、頼まれるだろう。

君を君の体を君の両親が住む町に連れ帰ることを。
Skypeでしか会ったことのない気さくな人達に、1番辛いものを届けに行く役を頼まれるだろう。

どうしてだろう。

きっと君が「もう無理だ」何てネガティブな事を言うからだろう。

私はきっと、君のその時には立ち会えないだろ。
それでも私は、君の背中を見続けるだろう。

例え、私の心を若くてエネルギーのあるやんちゃでポジティブな子が日に日に引っ張って行ったとしても。