仙人のお爺さん

私がまだ学生だった頃
本屋で二年間バイトをしていた。
そこに毎日5時ごろにほぼ同じ格好でやってくるロン毛のお爺さんがいた。
何故かお爺さんは私に向けて挨拶をくれた。
手を振ってみたり
ピースしてみたり

私達は「仙人のお爺さん」と呼んでいた。

社会人になり、18年目を迎える年月が過ぎ

久しぶりにお爺さんを見かけた

昔と同じ姿だった。

一緒にバイトをしていた友達に話したら

まだ生きていたんだね?

って。

お爺さんは一体幾つなんだろう。

もしかしたら本当に仙人のお爺さんなのかもしれない。。。。