手放せるだろうか
去年の明日、正確にいうともっとだけど、二度と元には戻せない現実が始まった。
母親の前で一生分泣いたんじゃなかろうか?
自分の父が亡くなった時以上に涙が出た。
「間違い」だから受け入れて欲しいと、君は言う。
息をして、待つように言われた。
「今」を楽しむようにと。
君は私と君がとっても似ていると言う。
待った先に、受け入れたとして、私の未来はその現実を踏まえて明るいのだろうか?
母親の夢も叶えてあげられず。
自分は暗い暗いホールの中に居るような気分だ。
いつも父に向かって願うことは、君と母のこと。
明日はもっと辛い物を見ることになるだろう。
私が本当に本当に欲しかった現実が私の所ではないところに行ってしまった。
愛は無い
君はいうけれど。
私はどうやって、この気持ちを消化したらいいのだろうか?
だから、君もお母さんも幸せにしたい。
とか、
君を産みたいと思うくらいに君を想うこの気持ちも
手放してみよう。
禁煙と同じで暫くは苦しくて苦しくて辛いと思う。
途中で何か見えるかもしれない。
本当に本当にお互いが必要なら。
きっと何か違う道が見えるかもしれない。
私の心が健やかになるかもしれない。
私は私のままでいいんだと。
自分でそう思ってあげられるかもしれない。
手放してみよう。
そう思います。