そして

f:id:maru-and-kako:20131207235204j:plain


君のドクターが言った。
腫瘍は無くなりましたって。
先日のサイバーナイフのお陰だ。
凄く良かった。
それでも、クリニックで点滴を打ち続けなくてはならない。
体内に吸収されている放射線は体へ様々な影響を及ぼす。

塞がった穴は、ちょっとしたトランペットの仕事でまた空いてしまう。
食事でのストレスは解消されない。

でも、リリースした渾身のアルバムがほそぼそと売れ始め、フィルムフェスティバル等でヨーロッパやロスで紹介してもらえ始めた。
誰かの耳にかない、使って貰えたら嬉しい。
少しづつ、変化する。

私はニット帽を編み始めた。
時間つぶしだ。
君が仕事で忙しい間の。

私達はどうしてこんなにずっと話すことがあるんだろうかというくらい、毎日毎日話をする。
そうやって、君の隣に座っているのが、今の私のささやかな。。。


僕が元婚約者を追ってハワイに移住する。
ドラマティックか。
若いっていいなと思う。

真実の愛を見つけて!

どっぶり浸かった僕が言った言葉。


それは真実と嘘で表裏一体だ。

それがどれだけ人をくるしめるものか?僕はきっと知らない。


しる前に僕が幸せになれたらいいと思う。

私はどんなにもがいても手放す事が出来ない君の隣があるだけで取り敢えず幸せだ。